夏休みやお盆を前に新型コロナの感染が広がるなか、関西広域連合は20日に開いた委員会で、「夏休み 健康生活宣言」を発表しました。自主的な感染対策への取り組みや、帰省などで高齢者と接したり、大人数で集まる飲み会をする場合には注意するよう呼び掛かけています。
兵庫県では、10日から16日までの1週間に、県内の定点医療機関で報告された新型コロナの感染者は1か所あたり10.74人と、7週連続で増加しています。入院患者、重症患者ともに増えていて、斎藤元彦知事は19日の定例会見で、「第8波と比べ、入院者数の増加は緩やかで、医療がひっ迫している状況ではない」としたうえで、「感染状況を注視し、増加が続く場合は医療機関に協力を呼びかけたり、入院病床数を増やすことも検討しなければならない」と述べました。
県は3月、新型コロナの5類移行にあわせ、外来診療をおこなう医療機関を、従来の1.5倍の2700か所に拡大することを目指していますが、19日時点では2100か所弱にとどまっているということです。