市場規模拡大中のメンズスキンケア 「ユーザーの定番目指して」 ブランド立ち上げに込めた思い | ラジトピ ラジオ関西トピックス

市場規模拡大中のメンズスキンケア 「ユーザーの定番目指して」 ブランド立ち上げに込めた思い

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 メンズ美容の需要が近年、急速に高まっている。そのなかで注目を集めているメンズスキンケアブランドの代表が、ブランド立ち上げの経緯やメンズ美容業界の実情などをラジオで語った。

株式会社バルクオムの代表取締役CEO・野口卓也さん(写真右)、『セケンテー/ぼくらは囚われない』パーソナリティーのCEOセオ(同中央)と田中大貴(同左)

 ラジオ番組『セケンテー/ぼくらは囚われない』(ラジオ関西)7月15日放送回に出演したのは、株式会社バルクオムで代表取締役CEOを務める野口卓也さん。同社はメンズスキンケアブランド「BULK HOMME」を展開し、スキンケアアイテムの企画から販売までを手がけている。取り扱うアイテムは、化粧水や乳液などのスキンケアアイテムからアイブロウやコンシーラーなどのメイクアイテムに至るまで、多岐に渡る。

 ブランドを立ち上げたのは今から10年前。そのころはメンズスキンケアユーザーはごく一部のみだったこともあり、「男性のためのちょうどいい価格のスキンケアアイテムが全然なかった」と話す野口さん。「圧倒的に勝っているブランドがない状態でリーディングカンパニーになれば、世界でも1番になれると考えました」とブランド立ち上げのきっかけについて語った。

 ブランド立ち上げ当時、マーケットの消費者のほとんどを女性が占めるなか、メンズラインだけで戦い抜くことは難しかったのではないだろうか。パーソナリティーに投げかけられた疑問に対し、「女性用の化粧品でヒットアイテムを作ることはできても、今から定番ブランドになるのは難しい」と自身の見解を示した野口さん。日本のみならず世界中の女性にはそれぞれ自分にとっての定番ブランドがあり、そこに新たに参入していくのは困難だと考えたという。そこでひらめいたのが、「メンズスキンケアというくくりのなかでだったら、定番ブランドになるチャンスがある」というアイデアだった。

 同ブランドの目指す姿を「グローバルかつ無国籍なブランド」と表現した野口さん。これはブランドコンセプト「メンズスキンケアの、ベーシックであり続ける」にも通ずるという。

「うちの会社には、“ブランド開発やマーケティングをするうえでペルソナを作らない”というルールがあるんです。AppleやDysonのように世界中にあって当然で、『1番品質が担保されているブランドだよね』と言ってもらえる状態を目指している。ブランディング戦略については結構こだわっていますね」(野口さん)

 番組最後、「メンズコスメのマーケットって、毎年数パーセントの成長がもう何十年も続いているんです」とメンズコスメ市場についても触れ、「年代別の調査でも、若い年齢であるほどスキンケア浸透率が高い。なので、これから先10年20年ぐらいの単位で揺るぎない市場だと思っています」と持論を展開した。

※ラジオ関西『セケンテー/ぼくらは囚われない』2023年7月15日放送回より

【この日のリクエスト曲】
Coda『BLOODY STREAM』

「僕は趣味で格闘技もやっていて、アマチュアの大会に出場することも。そこで自分の入場曲に選んでいる曲なんです」

株式会社バルクオムの代表取締役CEO・野口卓也さん(写真中央)、『セケンテー/ぼくらは囚われない』パーソナリティーのCEOセオ(同右)と田中大貴(同左)

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『セケンテー/ぼくらは囚われない』
放送日時:毎週土曜日 20:00~
放送局:ラジオ関西(AM 558KHz / FM 91.1MHz)
連続起業家兼アーティストのCEOセオとフリーアナウンサー田中大貴がパーソナリティを務める。


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