エントリーNo.5は生後3カ月の男の子、ミナティ(@minato20220111)のバンザイ睡眠。嬉しいことがあったのか、ムチムチのおててを掲げながら、ニヤリと笑顔。夢の中でも嬉しいことがあったようです。
この平和すぎる選手権に、視聴者からは「みんな優勝!かわいすぎる!」「こういうニュースばかり流してほしい」「癒される~」「幸せな気持ちになりました」「素晴らしい選手権」「解説がぴったりで素敵!」など、多くのコメントが寄せられました。
「実況ベイビー」はInstagramで4.7万人、TikTokで7万人のフォロワーを集める大人気アカウント。赤ちゃんの何気ないワンシーンに、原田さんが自ら構成した実況を優しい声で読み上げてくれます。原田さんのもとには、我が子の動画も原田さんに実況してほしい!というママパパからの応募が殺到。
原田さんはテレビ東京のアナウンサー時代に「実況ベイビー」をスタートさせ、現在は「Bリーグ」や「スプラトゥーン甲子園2023」の実況などフリーアナウンサーとしても活動しています。現在2歳の娘さんを持つ原田さんに、実況ベイビー運営の舞台裏を聞きました。
ーー実況ベイビーを始めたきっかけを教えてください。
「テレビ東京でアナウンサーとして勤務していたころに、コロナ禍でスポーツイベントが激減し、何か個人的に活動できないかと考え、Instagramを開設しました。実はそのころ妻が妊娠中で、もともと子どもを笑顔にできるような仕事をしたいという夢を持っていたことを思い出し、コロナの話題で暗いニュースばかりなので、何か明るい話題を届けたいなと思って始めました。
自分自身も子育てをするなかで実感していますが、確かに子どもはかわいいだけじゃなく、育児には大変なことがたくさんあります。その大変さが報われるような、育児を前向きに楽しめるコンテンツを作りたいと思いました。『子どものかわいい姿に色を添える実況』をお届けすることで、子育てのポジティブなメッセージを発信したいと思っています。何よりも動画を提供してくれた親御さんたちに、特別な思い出としてお返しできたらと考えています」
ーー実況ベイビーの運営体制を教えてください。
「基本的には私1人で運営、構成作成、動画編集、実況付けを行なっております。知人のアナウンサーたちでミッションに共感してくれた方々にも、時間がある時には実況付けに加わってもらうようにしていますが、転職して本業が忙しくなった人や実際にパパになって自分の子供のお世話で忙しくなった人などが増えてきており、実況付けもここ最近は私一人の状態が続いています。
ときには動画撮影時の状況を投稿主さんにヒアリングしながら、何日もかけて悩むこともあります。そんなときは妻に相談するとすごく良いアイディアを出してくれたりして、助かっています。アップ前には必ず妻にチェックしてもらい、率直な意見を聞いて練り直したりして、二人三脚で作り上げています」
ーー現在、実況ベイビーを運営する中で感じていることを教えてください。
「『毎日こんなニュースだけだったらいいのに』『平和だなー』などのコメントを最近は多くいただくのですが、本当に平和な世界を実現したい!という思いで活動をしているので、その思いが伝播していると思うと嬉しい限りです。皆さんの子どもたちの動画を見るたびに、なんて純粋無垢で愛くるしいんだ!君たちの可愛さは本当に世界を救うぞ!と、毎度毎度、動画の可愛さ面白さに感動をいただきながら、実況をつけています。
また、娘もこんな時期があったなーとか、娘のこの行動は実況した〇〇ちゃんに似てるな!みんな通る道なんだな!など、実況で多くのお子さんに関わってきたことが、自分自身の育児にも生かされているとここ最近は強く感じます」
ーーご自身の子育てで感じていることを教えてください。
「毎日が楽しくて仕方ありません。今は2歳で絶賛イヤイヤ期ですが、このイヤイヤ期を味わえるのも今だけですし、隙をついてぎゅーっと抱きしめられるのも今だけなので、毎日を噛み締めながら暮らしています。たまに娘が言ってくれる『パパ大好き』という言葉を聞くと溶けそうになるのと同時に、数年後には避けられる存在になってしまうのかと思うと寂しい気持ちでいっぱいですが、有限な時間だからこそ、子どもファーストで生活するようにしています。
娘が生まれる前は、娘の動画ひとつひとつに実況をつけてオリジナリティあふれる思い出を残そうと考えていましたが、いざ生まれてみると娘の可愛さが言葉にならず、実況どころではありません(笑)」