◆競わないランニング文化をつくる 志水直樹さん
建設コンサルタントと小学校教師を経て、2019年4月から世界初の職業、走った軌跡で絵を描く“GPSランナー”を名乗り、プロとして活動。テレビ番組にも出演するほか、アジア競技大会2026(アジアオリンピック)の公式イベント「GPS RUN ART」のコーディネーターや、ジャニーズの番組のコンテンツ監修なども務めます。「“競わない”ランニング文化をつくる」ことをミッションに掲げ、国内外で「RUN FOR SMILE」をモットーに活動を展開。世界10か国を駆け巡り、描いた作品数は約1200、描いた総距離はおよそ10,700キロメートルにのぼります。
県の担当者は、「『身近にこんな“すごい人”がいるんだ』『こんな“すごい人”がたくさんいる地元のことを誇りに思う』といった、地元愛を育んでもらいたい」と話します。また、県では「すごいすと」からの助言を希望する団体へのアドバイザー派遣や、地域活動団体等を対象とする交流会での事例発表も行っています。地域団体の課題解決へのサポートが、「すごいすと」の知名度アップにも一役買っています。兵庫県を盛り上げる人たちの姿からパワーをもらえそうです。
(取材・文=岡本莉奈)