空海から伝わる仏舎利、足利尊氏の花押…高野山 世界遺産・金剛三昧院 特別公開 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

空海から伝わる仏舎利、足利尊氏の花押…高野山 世界遺産・金剛三昧院 特別公開

LINEで送る

この記事の写真を見る(12枚)

 金剛三昧院に伝来する毘張尊像は2軸あり、展示されているのはこのうちの1つ。

多宝塔問講本尊 毘張尊像
多宝塔問講本尊 毘張尊像

◆「六巻書」

 金剛三昧院の寺領は、高野山内寺院中で最も多かったという。河内国讃良(ささら)荘、備前国粥田(かいた)荘など、諸国の荘園は15か所に達した。

「六巻書」は、金剛三昧院に寄進された荘園を安堵する旨を記した文書で、かつて金剛三昧院に伝来した重要文書を六巻に記した文書集。

 安堵とは、時の権力者から土地所有権を確認されること。

「六巻書」の各巻の冒頭に据えられた、足利尊氏以下の花押(かおう)は、足利将軍による確認の証し。これが、金剛三昧院の権利を保証したことになるという。

天狗「毘張尊」が降り立ったとされる巨大な杉
天狗「毘張尊」が降り立ったとされる巨大な杉

◇金剛三昧院
公式HP
公式Facebook

LINEで送る

関連記事