具体的には、入浴中に自動で体を洗浄しながら、カプセル内で入浴者が五感で変動するデータを取得して、より良質な状態へ導く技術を研究するという。
■「宇宙シャワー」開発も
サイエンスではこのほか、宇宙空間でも使用できるシャワーの開発も進めている。水資源が限られた宇宙空間で、少量の水で汚れを洗い落とせるシャワーがあれば、というのがヒントになった。サイエンスはすでに、「0.1μm(=1万分の1ミリ)」のウルトラファインバブルにより洗浄力を高めたシャワーヘッド「ミラブル」などの製品を製造販売していることから、近く実証実験を行う。
月面や火星など宇宙空間に人が降り立った際に、水資源を大切に扱いながら環境に負荷をかけない技術を提案するため、実証実験では低重力空間での水滴の特性などを調べる。