【担当者】食品の一部が変色する原因となる「冷凍焼け」にも注意していただきたいですね。
冷凍食品はマイナス18度以下の状態を維持することで品質を保っています。しかし温度変化を受けてしまうと、冷凍食品中の水分が抜けて乾燥や酸化が進んで変色したり、食感が変わったりすることがあるのです。
ーー冷凍うどんの1本が黄色くなっていたりグリーンピースが緑ではなく白っぽくなったり……という経験はあります。これらを防ぐためにはどうしたらいいでしょうか。
【担当者】昇華現象も冷凍焼けも冷凍食品の温度変化によるものです。防ぐためには「冷凍庫を開けたら早めに閉める」「開ける頻度をなるべく減らす」ことが大切です。
ある調査によると、冷凍庫を15秒開けた後どのくらいの時間で元の温度に戻るのかを確認したところ、約10分もかかることが分かりました。例えばアイスクリームを取り出すとき、いくつか種類があればどれにしようか迷うことがあると思いますが、冷凍庫を開けている時間はできるだけ短くすることが大切です。
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家庭で保管している冷凍食品の袋がパンパンに膨らんだり、冷凍焼けを起こすのは冷凍庫内の温度上昇が原因ということがわかりました。冷蔵庫・冷凍庫へ食品の出し入れは素早く行うことが肝心ですね!