世界で活躍するクリエイティブ集団チームラボの展覧会「チームラボ 無限の連続の中の存在」が姫路市立美術館(兵庫県姫路市本町)で開かれている。
書写山圓教寺で開催中の「チームラボ 圓教寺 認知上の存在」に続く第2弾プロジェクトで、同市が新たな姫路の魅力を発信しようと2021年から取り組んでいる「オールひめじ・アーツ&ライフ・プロジェクト」の3年目のメイン事業。
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前期展示(〜10月9日)と後期展示(10月21日〜来年1月21日)に分け、ともにチームラボ作品のエッセンスである「超主観空間」(鑑賞者の目の前に広がる作品世界と現実世界とが境目なく繋がるアート空間)を強く体感できる5作品を披露。
前期のうち最大の作品『増殖する無量の生命』は、誕生と死、増殖と死滅を繰り返す花々の一生を描いたデジタルアートで、鑑賞者がタッチすることで花が散ってしまうなど、アートと人の相互作用による没入感が味わえるようになっている。チームラボの工藤岳氏は「直接見て、アートの中を動き回ってほしい」と話す。
チームラボの展覧会は前回2019年、2カ月間で11万人が来場するなど非常に混雑したため、今回は土曜、日曜、祝日を日時指定予約制(同館ホームページから)としている。
(取材・文=播磨時報社)
◾️観覧料は一般1500円、高校生・大学生1100円、小学生・中学生700円など。
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