吉本興業のお笑いコンビ・からし蓮根が、水曜にパーソナリティーを務める番組『Clip』(ラジオ関西、月-木午後2時30分~)で、「電車内での迷惑行為を注意できるかどうか」について話した。
「自分が芸人・からし蓮根の伊織であることが顔でバレるかも」という思いから、注意しづらいという伊織。相方の青空も同様であることを明かしたうえで、過去に目撃した電車内でのエピソードを披露した。
ある日の電車内、乗り込んできたばかりのおばちゃんのもとに電話がかかってきた。電話に出ながら周りを見渡したおばちゃんは「ごめん。今電車やから、相づちだけ打つわ」とひと言。宣言通り、「うん、うん」と相づちだけをしたという。その一部始終を見ていた青空は「相づちだけなら電話に出てええもんなのか?」と疑問を抱きながらも、注意をすることはできなかったのだとか。
電車内で見かけられる迷惑行為のひとつとして、音楽を聴いている際の”音漏れ”を挙げた伊織。ただし、Bluetooth機能でイヤホンを接続しようとするも、うまくつなげていない可能性も指摘。これに対し、青空は「『音が出てますよ』と教えてあげる感じにしたら、きつい印象にならずに済むかも」と対処法を提案した。
青空は以前、新幹線内で衝撃の行動を目撃したという。なんと、通路をはさんで座っている2人が将棋盤を取り出し、将棋を指しだしたのだ。「車内販売で人が通ったら『おっとっと』と言って一旦将棋盤をどけて、通り過ぎたらまた続きをしていた」と振り返った青空に、伊織は「これは隣の人が席を変わってあげるべき」と独自の見解を示した。
「注意ができる」というリスナーは少数派だったが、あるリスナーは「注意したあとに何かされるとこわいので、その様子を友達に動画を撮ってもらって全部証拠を残しています」と明かした。また、電車内で痴漢されたことがあるという女性リスナーは「お前何さらしてけつかんねん」と怒鳴り、持っていた傘でその痴漢を叩いたという。
ほかに、「自分自身は注意できないが、夫が注意をするタイプ」というリスナーも。「大きな声でしゃべっていたおばさま方に旦那がしつこめに注意して言い合いになったところを、隣にいたサラリーマンが止めてくれたことがありました。それを見ていた子どもたちはドン引き。せめて子どもがいる前ではやめてほしいです」というメールを読み上げた青空は、「正義感があってすごい」と感心した。