このあと再び専用軌道に入り大阪市内最後の駅であり、阪堺電車の本社もある『我孫子道』へ。阪堺線始発の『恵美須町』から来た電車はすべてこの駅どまりとなります。車庫も併設されており、6月にはここを使って盛大に「路面電車まつり」も行われます。
では、ここで阪堺電車の主な車両を紹介しましょう。
「モ161形」は1928(昭和3)年製造という国内最古の現役車両。クラウドファンディングで大規模修繕してかつての姿がよみがえりました。なお冷房設備がないため、夏の運行はありません。
「モ351形」は、阪堺の前身である南海時代の最後に製造された補助ステップ付き。「モ701形」は1987(昭和62)年に製造され、現在11両あり、阪堺の主力車両となっています。
「1001形」は2013(平成25)年に堺トラムとしてお目見えした3連接のLRT(次世代型低床車両)です。