「1101形」はLRT拡充のため2020(令和2)年デビューの最新鋭車両です。
このように阪堺電車ではまさに新旧さまざまな車両に出会うことができるんです。
このあと一級河川・大和川を越え、大阪市から堺市に入っていきます。
堺を南北に貫く大道筋に沿って、片側3車線の道路の中央を走り抜けます。
そして堺市内を東西に走るメインストリート・フェニックス通りと交差すると『宿院』。に到着。ここには、「さかい利晶の杜」があります。堺出身の茶人・千利休と歌人・与謝野晶子をフィーチャーしたミュージアムで、千利休の住居跡もありました。
また創業300年超えのセイロ蒸しそばの「ちく満」や、うどんすきの元祖「美々卯」もここ宿院に本店を構えています。
『東湊』を過ぎるとまたまた専用軌道に入り、終点『浜寺駅前』に。松林が美しい浜寺公園や、辰野金吾設計の南海本線「浜寺公園」の旧駅舎も目をひきます。
『天王寺駅前』から約14キロメートル、専用軌道と併用軌道を交互に走る50分の、のんびり旅。あべのの下町・帝塚山の邸宅街・歴史ある堺の街並み・松林の公園などいろんな景色を楽しむことができ、次はどんな車両がやってくるのかワクワクしてしまう路線なんです。(羽川英樹)