「カフェ巡-meguri-」(以下、カフェ巡)は、阪神電車の鳴尾・武庫川女子大前駅から徒歩約10分の場所にあります。改札を出たら本郷学問筋を北へ直進し、2つ目の信号を左に。そのまま北へと進み、3つ目の路地を左に曲がり進んでいくと白いのれんが目印のカフェ巡があります。
カフェ巡は今年8月にオープンした古民家カフェ。客席数は、カウンター2席、テーブル6席、座敷8席の計16席があり、子ども連れやご年配の方など、幅広い年齢層が安心して楽しめるように考えられています。
築50年以上にもなる古民家ですが、実家に帰ってきたようなアットホーム感を再現するため、あえて大幅なリノベーションなどは行わず厨房を加えただけなのだとか。土壁や畳を基調とした“和”が感じられる店内に、テーブルやバーカウンターなどのアイテムは“洋”のもの。和洋折衷の“和モダン”な雰囲気が楽しめるインテリアとなっています。
店内に飾られている数々の絵画はすべて、古民家の持ち主が描いたもの。絵を描くことが好きな家主の思いを伝えるために季節に合わせた作品を飾っているそうで、オーナーの細田尚代さんは「季節を感じる美術館をイメージしています」とこだわりを明かしました。
メニューは「薬膳スープランチ」(1600円)のほかに、グルテンフリースイーツや薬膳茶、酵素ジュースなど、すべてが手作り。今回は、「薬膳スープランチ」をいただきました。
メインとなる薬膳スープは、高麗人参を48時間煮込んで取った出汁に、なつめや白きくらげなどの薬膳食材を8種類、淡路どりの手羽元、季節の野菜を加えたボリュームたっぷりのスープ。味付けは塩のみですが、苦みや臭みがまったくないため1歳の子どもから安心して飲むことができるのだそう。
スープには、おにぎり2種と季節の惣菜がついてきます。おにぎりと惣菜の献立は、季節やお客様の体調に合わせて変えているのだそう。この日(取材日:2023年8月30日)の献立は、おにぎり2種(梅干しとブラックペッパー、ミブナの雑穀米)と惣菜3種(大根もち、ごぼうの養老煮、ゴーヤとクルミの白胡麻和え)でした。
【放送音声】2023年9月4日放送回