ユニークな形状で目を引くのは、古墳時代の「皮袋形提瓶」。須恵器だが、水筒として使われていた革袋をまね、表面に皮の縫い目が再現されている。水や酒などの液体を入れて使われたとみられ、デザインを思いついた人の遊び心が感じられる
安岡学芸員は「出土品はすべて、私たちのご先祖様が作り、使っていたもの。考古学の小難しい印象を取り払って、気軽に観賞してほしい」と話している。
ちなみに、展覧会タイトルの「ナニコレ?」には、「これは何?」という好奇心を持って見てもらえたらという趣意とともに、「『なに』わ歴博『コレ』クション」との意味も含まれているそうだ。
17日(日)午後1時45分から同展示室で、学芸員とともに展示を見ながら挑戦する「ナニコレ?クイズラリー」を開催する。同日午後1時半から受け付け、先着20人。参加無料(別途、常設展観覧券が必要)。
問い合わせは同博物館06-6946-5728。
◆特集展示「ナニコレ?のこうこがく」
会場:大阪歴史博物館(〒540-0008 大阪市中央区大手前4-1-32)8階特集展示室
会期:2023年6月28日(水)~10月2日(月)
開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
休館日:火曜
観覧料:大人600円、高大生400円