百貨店の“顔”と呼ばれた 昭和の人気職業『エレベーターガール』←もともと男性の業務だった!? | ラジトピ ラジオ関西トピックス

百貨店の“顔”と呼ばれた 昭和の人気職業『エレベーターガール』←もともと男性の業務だった!?

LINEで送る

この記事の写真を見る(2枚)

―――お客さんにとってどんな存在だった?

【担当者】 過去のエレベーターガールOGのインタビューなどでは、「エレベーターが大好きな男の子が頻繁に遊びに来ていた」というエピソードも。ほかにも、食品を買いに来るお客様から「今日は何を食べたらいいかしら?」と相談されるようなこともあったそうで、お客様をあたたかくお迎えする存在だったのだと思います。

―――社員とエレベーターガール、制服の違いは?

【担当者】 時代としては和装が一般的だったのですが、エレベーターガールの制服には洋装を採用しており、デザインは定期的に変更されていたようです。「ニナ・リッチ」や「ギ・ラロッシュ」など、世界的ブランドにデザインを依頼したこともありました。

☆☆☆☆☆

 松坂屋上野店では、本館を改装してエレベーターが完全自動式になる2006年までエレベーターガールが常駐しており、改装後となる2007年に完全に廃止したのだそう。

 昭和の子どもたちも憧れた、優雅なエレベーターガール。デパートのエレベーターに乗った際には、懐かしのエレベーターガールを思い出してみるのもいいかもしれません。

※ラジオ関西『Clip』2023年9月28日放送回より

(取材・文=濱田象太朗)

LINEで送る

関連記事