栄養士の資格を持つ落語家の桂ぽんぽ娘(ぽんぽこ)が、ラジオ番組『原田伸郎のびのび金ようび』(ラジオ関西)に出演。テレビ番組の料理自慢芸人対決にも出場する腕前を生かし、目の疲れや視力低下の予防に効果的といわれる食材を使った「ナスとひき肉のトマト煮込み」のオリジナルレシピを紹介した。
子どもが通う学校のPTAで会計の仕事をしているというぽんぽ娘。会計報告書を作成する際、「小さなマス目に細かく文字を書く必要があり、老眼の私には見づらくてとても苦労した」という。この経験から、目にいい食材とされるナスを使ったレシピを考案した。
ナスにはポリフェノールが多分に含まれており、抗酸化作用によって日焼けや視力の衰えに効果的だといわれている。なかでも皮に多く栄養が含まれているため、「剥かずに使ってほしい」と話しつつ作り方を紹介した。
◆ナスとひき肉のトマト煮込み
【材料】
・ナス(3本)
・鶏ひき肉(150グラム)
・ネギの緑の部分(少し)
・片栗粉(大さじ1杯)
・塩少々
・トマト缶(1缶)
・コンソメ(キューブタイプ2個)
・にんにくチューブ(3センチほど)
・オリーブオイル
【作り方】
(1)ナスは3分の1の薄さに切り、皮にななめに切れ込みをいれたあと、塩水に5分ほどつけてアク抜きしておく。
(2)ネギの緑部分をみじん切りにし、鶏ひき肉、塩、片栗粉と混ぜ合わせてよくこねる。
(3)アク抜きしたナスの水気をとり、(2)の肉ダネを薄くのばして乗せる。
(4)オリーブオイルをひいたフライパンに、ナスを皮目から乗せてふたをし、5分蒸し焼きにする。
(5)ひき肉が白くなりナスの皮目がいい色になってきたら、トマト缶、水100ミリリットル、コンソメ、ニンニクを加えて煮込む。
(6)水気が少し飛んだら、塩で味を整えてできあがり。
3分の1にカットしたナスの中心分(皮面がない分)にも薄く切れ込みを入れておくと、味が染みこみやすくトロッと仕上がるのでおすすめ。アク抜きに使用する塩水は、舐めてみてしょっぱく感じるくらいがちょうどいい。アクを抜くことで油の吸収が抑えられ、味も染みこみやすくなる。ちなみに、アク抜き後はしっかりと水気をとるのがポイント。キッチンペーパーなどを使ってしっかりと水気を拭きとっておくことで、肉ダネがナスにくっつきやすくなる。
ひき肉は、鶏、豚、牛のどれを使用してもいい。ネギを玉ネギで代用しても問題ない。
蒸し焼きにする際、肉ダネを乗せた面を下にするとはがれやすくなってしまうため、ナスを下にしてほしい。ぽんぽ娘いわく、チーズを乗せてもおいしいとのこと。
【放送音声】2023年9月29日放送回