二宮和也&波瑠主演 『アナログ』 不器用な恋人同士が紡ぐ“愛”とは 嵐メンバーとの友情秘話も | ラジトピ ラジオ関西トピックス

二宮和也&波瑠主演 『アナログ』 不器用な恋人同士が紡ぐ“愛”とは 嵐メンバーとの友情秘話も 

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 悟は彼女のことをもっと知りたいのですが、プライベートを強引に聞き出すことはできませんでした。悟の親友の高木と山下は、2人の様子を見て「時代に逆らったアナログな付き合い方だ」と温かく見守っています。悟はみゆきのことを詳しく知らないまま、プロポーズすることを決意して婚約指輪を用意します。

木曜日。悟が待っていると、みゆきがいつもと違う表情で現れました。家の事情で、きょうはすぐに帰らなくてはならないとのこと。それでも悟の顔を見たかったので店へ来たそうです。悟は、帰宅しようとするみゆきの背中を見ながら声をかけました。
「来週、みゆきさんにちゃんとお話ししたいことがあります」

「私も、お話ししたいことがあります」

 しかし当日、彼女は現れませんでした。その翌週もその次も、ずっと姿を見せません……。

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 原作は、2017年に発売されたビートたけしの恋愛小説です。ビートたけしと長年の親交があるタカハタ秀太が監督を務めました。

 キャストは、主人公の悟を二宮和也が演じています。携帯を持たない謎めいた女性・みゆきに波瑠が扮しています。悟の幼なじみで親友の高木が桐谷健太、山下が浜野謙太です。悟の母親・玲子が高橋惠子、カフェ・ピアノのマスターはリリー・フランキーです。

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 今作は、主人公をめぐる登場人物たちにあふれる愛を描く映画です。悟とみゆきが純粋に相手を思う愛情はもちろん、母が悟の幸せを願う気持ち、マスターの包み込むような優しさ。とくに悟の親友2人の友情。親友たちはいつもにぎやかで悟に遠慮なくストレートに接するのですが、悟の頼りなさも誠実さも含めた人柄全部を誰よりも理解する心模様がスクリーンから伝わってきます。

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 親友を演じる二宮と桐谷・浜野が撮影現場で初めて顔をそろえたのは焼き鳥屋で陽気に酒を酌み交わす場面でしたが、初日とは思えないほど3人の息がぴったりだったそうです。このシーンで監督は、台本にない自由な演技を3人に要求して10分以上カメラを回し続けました。その上で特徴的な編集をして、本編に盛り込んでいます。

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 先月行われた試写イベントで二宮は「何でも話せる親友はいるか?」と尋ねられ、嵐のメンバーを念頭に「仕事とか置かれている立場でいうならば、嵐のメンバーには言える。それはあの人たちにしかわからないから。ずっと同じ価値観で進んでいる友達はあの人たちしかいない」と答えました。話せる親友は「俺は4人いますね!」と応じて、嵐のメンバーに結ばれた強い絆をうかがわせました。

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