関西屈指の野球実況アナ、還暦から“二刀流” 神戸の寄席で支配人に 落語の新たな賞レースも開催 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

関西屈指の野球実況アナ、還暦から“二刀流” 神戸の寄席で支配人に 落語の新たな賞レースも開催

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 総勢26人の落語家がエントリーし、9月5日、6日、11日、12日に予選を実施。1人の持ち時間が15分(12~15分が基準)と設定されたなか、演者が笑いのしのぎを削り、観客の投票で各日の1位に選ばれた桂雀太さん(46、入門2002年)、笑福亭鉄瓶さん(45、入門2001年)、桂佐ん吉さん(39、入門2001年)、笑福亭たまさん(48、入門1998年)と、2位の中から最も得票率の高かった笑福亭風喬さん(50、入門1998年)の計5人が決勝に進出しました。

「(予選)当時を思い出すと、ほんまにホッとした」というのは、笑福亭鉄瓶さん。

 笑福亭鶴瓶さんの愛弟子であり、“上方落語家のリーダー格”と称される噺家も、久々の賞レースには「緊張で嗚咽したほど。『どうしよう……これはちゃうぞ』と(感じた)。でも、そういう緊張を僕らも久々にさせてもらえた。これはすごいありがたいこと。何年か前まではそれ(コンクール)をやっていたが、今はなかなかそういう機会がない。ストップウォッチを持って稽古することもなかなかなかった。このドキドキは大事。いい緊張感でさせてもらった」と述べていました。

ラジオ関西『笑福亭鉄瓶のまんてんラジオ』生放送の様子(写真:ラジオ関西)

「神戸新開地・喜楽館AWARD2023」決勝は12月3日(日)午後6時から行われます。チケットは10月3日に発売されましたが、発売1時間少々で完売となったことが、喜楽館のSNS(「X」)で明らかになっています。この大会の優勝賞金は、同館エントランスに設置されている募金箱への“投げ銭”の額が、そのまま充てられるそう。また、この決勝はABCラジオでも生中継される予定です。伊藤さんは「この世代の本当の素晴らしい落語を聞いてほしい」とメッセージを送っていました。

 なお、11月27日(月)から12月3日(日)までの昼席では「神戸新開地・喜楽館AWARDウイーク」も実施されます。「アワードの決勝進出者と、惜しくも1位通過できなかった2位の皆さんを中心に、ものすごく同世代の皆さんでバチバチやっていただけるような1週間をつくりました。ここもぜひお運びいただき、みなさまも雰囲気を高めていただいて、できればそこでちょっと投げ銭をしていただければ」(伊藤さん)。

 この10月もプロ野球のクライマックスシリーズや日本シリーズの阪神戦実況が予定されている伊藤さん。その卓越した実況は聴き応え満点であり、これからも楽しみなところですが、もう1つの顔となった喜楽館の支配人としても精力的に活動を続けます。

「僕が、支配人のお仕事を受けたもう1つ大きな理由は、神戸だから。大学から神戸に来たが、海も山も見えて、街もすごくコンパクトで、人もすごく分け隔てない方が多い」と、神戸という地が、新たな活動のきっかけになったと言います。「漫才の『M-1』はガンガンガンという勢いのあるお笑いですが、落語はほんのりと笑える、神戸らしい芸能だと僕は思っています。これ(落語)を、神戸の寄席から、噺家さんの背中を押す仕事はすごくやりがいがあります」と語る、新支配人のこれからにも注目です。

ラジオ関西『笑福亭鉄瓶のまんてんラジオ』2023年10月2日放送回より、左から塩田えみさん、伊藤史隆さん、笑福亭鉄瓶さん(写真:ラジオ関西)

※ラジオ関西『笑福亭鉄瓶のまんてんラジオ』2023年10月2日放送回より

■神戸新開地・喜楽館
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笑福亭鉄瓶のまんてんラジオ (2) | ラジオ関西 | 2023/10/02/月

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