「なりたい職業」で若者の将来への思考明らかに 中学生→好きなことで生きたい 高校生→安定したい | ラジトピ ラジオ関西トピックス

「なりたい職業」で若者の将来への思考明らかに 中学生→好きなことで生きたい 高校生→安定したい

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 新型コロナや激動の世界情勢などで、少し先の未来も見通すのが難しい時代。中高生は将来をどのように思い描いているのでしょう。中高生を対象にした意識調査によると、その職業意識にも世情を反映したイマドキな傾向が見られるようです。

最近の高校生は、安定志向?
最近の高校生は、安定志向?

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 中学生・高校生 計1000人を対象にした「中高生が思い描く将来についての意識調査」の結果(ソニー生命、2023年7月発表)によると、男子中学生では、1位に「YouTuber などの動画投稿者」(22.0%)、2位には「ITエンジニア・プログラマー」(17.0%)、3位に「プロスポーツ選手」(15.0%)がランクインしました。

 選んだ理由について、1位の「YouTuberなどの動画投稿者」では「自分の好きなことを発信しつつ、お金も稼げるから」といった意見のほかに、「現在収益化に向けて活動をしているから」という声も。2位の「ITエンジニア・プログラマー」では「今後あらゆる業界でのニーズが高いから」「IT に興味があるから」、3位の「プロスポーツ選手」では「サッカーが好きだから」「元々野球選手になりたかったから」などの理由が挙げられました。

 女子中学生は、1位に「絵を描く職業(漫画家・イラストレーター・アニメーター)」(19.0%)、2位には「ボカロP(音声合成ソフト楽曲のクリエイター)」(17.0%)、3位には「YouTuberなどの動画投稿者」「歌手・俳優・声優などの芸能人」(いずれも 16.0%)がランクイン。

 選んだ理由には、1位の「絵を描く職業」では「アニメ が好きだから」「ボカロのサムネを描いたり、小説の表紙や挿絵を描いたりしてみたいから」、2位の「ボカロP」では「自分が音楽のおかげで今生きていけているから」「ボカロをよく聞いていて憧れがあるから」、3位の「YouTuberなどの動画投稿者」では「YouTuberさんを見て元気が出てくるので尊敬しているから」、「歌手・俳優・声優などの芸能人」では「アニメキャラを自分の声でやってみたいから」「憧れの存在になりたいから」などが並びました。

ソニー生命調べ
中学生の「将来なりたい職業」(ソニー生命調べ)

 一方、高校生になると結果は大きく変動します。

 男子高校生は1位に「公務員」(15.8%)、2位には「IT エンジニア・プログラマー」(11.8%)、3位には 「会社員」(10.0%)がランクイン。理由をみると、1位の「公務員」では「安定した収入を得ることができるから」「社会貢献したいと思ったから」、2位の「IT エンジニア・プログラマー」では「プログラミングが好きだから」「将来、多く必要とされている職業だから」、3位の「会社員」では「安定しているから」「入りたい企業があるから」といった回答が挙げられました。

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