神戸市は12日、同市の推計人口が150万人を下回ったことを明らかにしました。今月1日時点の推計人口は149万9887人で先月1日より806人減少。150万人を切ったのは2001年5月以来、22年ぶりとなります。
神戸市の人口は2011年の154万5千人をピークに減少傾向となり、2015年、福岡市に、2019年には川崎市に抜かれました。神戸市は現在、20ある政令指定都市の中で7番目の人口規模となっています。
会見で久元喜造市長は「少子高齢化による自然減。全国的な傾向と同じ」としながらも、「減少のスピードは予想以上に速かった」と述べ、「広い意味で阪神・淡路大震災の影響がボディブローのように効いてきたのかもしれない」と分析。「今後、人口減少幅をできるだけ緩やかにしながら、空き家を活用していくなどSDGsの考えに沿ったまちづくりを進めていきたい」と話しました。