◆マッチングシステムにAI活用も
同センターでは、今年5月にAI(人工知能)による新しいマッチングシステムを導入しました。希望条件と112の質問からなる価値観診断テストで、「自身が重視している価値観」や「相手に求める価値観」を診断し、AIが仲人役となって相性の良い相手を自動で紹介するとのこと。好みのタイプと相性の良い相手が異なるケースもあることから、出会いの幅を広げるシステムと言えます。
同センターでは、県内各地での婚活イベントのほか、身だしなみや交際マナー、コミュニケーション力など恋愛力・結婚力アップを目指すセミナーも実施。婚活を始める際の不安要素に対するバックアップ体制も整えられています。
また、趣味や嗜好を通じた出会いから意気投合する可能性を鑑み、ホームページなどでは、ホテルランチやキャンプなど、さまざまなジャンルのイベントが紹介されています。例えば「赤穂の塩でおむすび恋活」は、参加者同士が一緒におむすびを握って食べて縁を結ぶ趣向。赤穂の塩という、兵庫県の名産を生かしたご当地イベントです。
同センターの登録に必要な書類や手続きは公式ホームページでも確認できます。自治体ならではの要素を活用した出会いサポートセンター。今後、AIによるマッチングシステムや多彩なイベントなどをきっかけに、結婚するカップルが増えるかもしれません。
(取材・文=市岡千枝)





