海上自衛隊の新潜水艦の命名式と進水式が、17日、神戸市の川崎重工業神戸工場で行われました。この潜水艦は、力の象徴としての「雷」と「鯨」を組み合わせて「らいげい」と命名されました。式典では、三宅伸吾防衛大臣政務官が、「らいげい」がつながれたロープを斧で切り、「らいげい」は参列者らの拍手の中、ゆっくりと海へと進みました。
「らいげい」は、最新の「たいげい」型潜水艦の４隻目、川崎重工神戸工場で、戦後建造された潜水艦としては31隻目。全長は84メートルと最大級、幅は9.1メートル、高さは10.4メートル、排水量は3000トンです。新型のディーゼルエンジンを搭載しており、海上自衛隊によりますと、「これにより発電機の出力が大幅に向上する」ということです。70人が乗り組む予定で、最大６人の女性隊員が乗務できるよう、居住エリアを仕切るなどの整備を行います。
「らいげい」は今後、内装工事などを行い、2025年の３月に、海上自衛隊に引き渡される予定です。
