《旧統一教会・解散命令請求》なおも残された”政治との癒着”課題、懸念は? 弁護士はどう見る | ラジトピ ラジオ関西トピックス

《旧統一教会・解散命令請求》なおも残された”政治との癒着”課題、懸念は? 弁護士はどう見る

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旧統一教会側は「解散請求は、宗教団体をつぶすことができる前例になる」と反論

■政治との癒着問題、解明はまだ

 藤本弁護士はまた、「これは決して旧統一教会だけの問題ではない」としたうえで、(旧統一教会の)”宗教2世問題“もについても、家庭内で幼い頃から父母らの信仰を押し付けられるとともに、父母らと教団との関係性もそのまま引き継ぐよう強要されることに他ならない。その意味で、宗教2世にとっては自分自身の信教の自由が、頭から完全否定され、父母らの信教の自由のみが優先的に実現される結果となっているのではないか」と話した。

2008年、大阪市が所有する施設(阿倍野区)の入札で旧統一教会信者が経営する会社が落札、その後旧統一教会に転売されていた
教団側は解散命令請求に対し「法人が存続できるよう、裁判所で事実に基づく主張をする」と全面的に争う方針

 他方で、「旧統一教会及び関連する政治団体である国際勝共連合と自民党などとの”癒着問題”の解明については、もはや忘れ去られようとしているのではあるまいか」と指摘する。

 そして、藤本弁護士はもう1つの懸念として「政教分離の問題が放置され、先送りにされ、忘れ去られたころ、再び似たようなことが起きるのではないか」という点も挙げた。

 ※非訟事件~裁判所が私人間の生活関係に関わる事件のうち訴訟事件以外のもの。法人に関する事件などの民事非訟事件と、会社の整理や清算に関する事件などの商事非訟事件に分類される

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