女子サッカーの国内プロリーグ「WEリーグ」が、今月11日に3シーズン目の開幕を迎えます。元なでしこジャパンDFが、ラジオ番組で開幕までの調整や気持ちの持ち様について、自身の経験をもとに語りました。
「開幕前は、少し練習量というか内容（強度など）も上げていき、けっこうしんどい時期もあったりするが、開幕が近づくにつれてちょっとずつ強度が下がっていく」というのは、元なでしこジャパンDF川上直子氏。
「（トレーニングが）しんどいので、みんな、『早く試合が始まってほしいな』と（いう思い）。始まったほうが、たとえば、日曜に試合をして、月曜に休んで、火曜にこういう感じのトレーニングがあって、水曜も……と繰り返しのリズムになってくるので、身体的にも楽」と、開幕を心待ちにする選手の心理を代弁していました。
また、川上氏は「寒くなってきたので、心配なのは筋肉系のけが。寒いと筋肉にはよくないし、そういうけがも多くなってきがち」とコメント。自身が応援番組のパーソナリティーを務めるINAC神戸レオネッサについては、期待の選手の1人、MF水野蕗奈選手が、左ひざ前十字靭帯損傷という大けがを再発し、全治9か月を要する見込みと発表されたこともあり、「残りの選手はけがなく開幕を迎えて、けがなくシーズンを終えてほしい。全員でがんばっていきましょう！」とエールを送っていました。
2023-24シーズンのWEリーグは11月11日（土）に開幕します。今回からセレッソ大阪ヤンマーレディースが加わり、12チームで争われるリーグ戦は、ホーム＆アウェイ方式による2回戦総当たりで実施。途中、ウインターブレイクなどの中断期間を挟みつつ、全22節、計132試合が来年6月まで行われます。
初代女王のINAC神戸は、11日に元なでしこMF川澄奈穂美選手を擁するアルビレックス新潟レディースと、ホームのノエビアスタジアム神戸で対戦します。一方、昨シーズンの女王・三菱重工浦和レッズレディースは、AFC女子クラブチャンピオンシップ出場のため、第1節開催分は12月20日（水）に延期。11月18日（土）の第2節ちふれASエルフェン埼玉戦（会場：浦和駒場スタジアム）が今シーズンのリーグ戦初陣となります。
※ラジオ関西『カンピオーネ！レオネッサ!!』2023年10月30日放送回より
