進化しすぎた「AI」に世界はどんな判断を下す? ヒトとロボットの間に生まれた“絆”とは | ラジトピ ラジオ関西トピックス

進化しすぎた「AI」に世界はどんな判断を下す? ヒトとロボットの間に生まれた“絆”とは

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 AIの技術が進んだせいで世界が西側と東側に分断され、緊張が高まるのを描く近未来SFアクション作品です。映画『ザ・クリエイター/創造者』が公開中。

☆☆☆☆

 物語の始まりは、今からおよそ50年後の近未来です。人間の活動に役立てるために進化を続けてきたAI=人工知能が、アメリカ・ロサンゼルスで核爆発を起こしてしまいます。人々を助けるはずのAIが核兵器を使ったことで人類とAIは戦争状態となり、10年間も続いています。アメリカなど西側諸国はAIを禁止しています。一方、日本をはじめとする「ニュー・アジア」と呼ばれる地域では、AIを搭載したロボットを受け入れています。AIロボットたちは見た目が人間とほぼ同じ形の“シミュラント”で、人類と同じ集落で生活を送っています。AIを敵視する西側と、AIと共存するニュー・アジア。世界は分断し、緊張が高まります。

 物語の主人公はアメリカ軍・特殊部隊の隊員だったジョシュアです。彼は、AIが人類を滅ぼす兵器をつくったとして、AIを設計したザ・クリエイター(=創造者)を暗殺するよう命じられました。ジョシュアは、クリエイターが潜伏しているとみられるニュー・アジアへ乗り込みます。

サブ2

 ジョシュアはかつてニュー・アジアで潜入捜査をしたことがありました。ここで妻のマヤと出会い、新しい命が芽生えました。ところがマヤは爆撃に巻き込まれて行方不明となりました。ジョシュアは生きる意欲を失っていましたが、マヤが生きているという情報を聞き、この土地へ戻ってきたのです。

 そこにいたのは、6歳の少女の姿をした超進化型AIアルフィーでした。ジョシュアは戸惑います。

特集6

 ニュー・アジアでは、シミュラントのルハンがAIの軍隊を率いています。ルハンはクリエイターがつくったとされるアルフィーを人間から守ろうとするリーダーです。ジョシュアはアルフィーを暗殺するのではなく、守ることを決意します。戦争が激しくなる中、人間であるジョシュアと、AIアルフィーの間に深い絆が生まれます.....。

サブ1

 キャストは、クリエイターを暗殺するミッションに挑むジョシュアを『TENET テネット』で話題となったジョン・デヴィッド・ワシントンが演じます。人間と戦うAIのリーダー・ハルンには『ラストサムライ』『インセプション』『GODZILLA ゴジラ』などハリウッド作品に多く出演する渡辺謙が扮しています。ジョシュアの妻マヤ役は『キャプテン・マーベル』や『エターナルズ』などに出演したジェンマ・チャン。物語のカギを握る超進化型AIの幼い少女アルフィーはマデリン・ユナ・ヴォイルズです。

 監督・脚本は『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』『GODZILLA ゴジラ』を手がけたギャレス・エドワーズです。エドワーズ監督と渡辺は『GODZILLA ゴジラ』で一緒に仕事をしました。

サブ3
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