今一番勢いのあると言っても過言ではないキャラクターの「ちいかわ」。詳しくは知らない人もその名前くらいは聞いたことがあるのではないでしょうか。かわいいながらも少しブラックな世界観が魅力的で筆者にとって、X(旧Twitter)での漫画更新も毎日の楽しみの一つになっているのですが、ずっと気になっていたのが2022年4月4日にX(旧Twitter)で更新された回です。
— ちいかわ💫アニメ火金 (@ngnchiikawa) April 4, 2022
浮いているマシュマロを、登場キャラクターでちいかわの友達であるハチワレが発見するという回。ハチワレは枕にしようと提案するも、気になったのがマシュマロの端にあるピロっとした部分。ハチワレはそれをマシュマロの“ツノ”なのかと疑問を持ちます。さらに、ちいかわの友達であるうさぎはツノだけを大量に集めて食べています。
確かに筆者も気になっていたこのマシュマロのツノ。一体何なのか、マシュマロを中心とした菓子の製造販売を行う『株式会社エイワ』(長野県)に話を聞きました。
エイワは『ホワイトマシュマロ』などベーシックなタイプから、『カルピスマシュマロ』や『チョコマシュマロ』など中にゼリーやクリームが入ったタイプまで様々なマシュマロの製造・販売を行っています。同社によると、ツノがあるのは中にゼリーやクリームが入ったマシュマロとのこと。ではなぜツノができるのでしょうか。
「ツノはセンター(ゼリーやクリームなどの中身)が出ないようにする閉じ口です。球状のマシュマロは筒状に絞り出されたマシュマロをねじって切断しているため、両端にツノが残ります」(エイワ)
また、ツノがついているものとついていないものについては「切断時にマシュマロの生地が伸びずに切断された状態、または切断後の工程でマシュマロ同士がこすれあい取れた可能性が考えられます」と、製造過程にできるものであることを教えてくれました。
ちなみにハチワレはツノと呼んでいますが、同社では尻尾(しっぽ)と呼んでいるそうですよ!
(取材・文=宮田智也)