ヨーロッパで高い人気を誇る、アーバン・アートと現代アートに特化したドイツの美術館「MUCA(Museum of Urban and Contemporary Art )」のコレクションから、バンクシーやカウズなど10人の作家の作品を紹介する「MUCA展 ICONS of Urban Art ~バンクシーからカウズまで~」が、京都市京セラ美術館で開かれている。2024年1月8日(月・祝)まで。
ドイツ・ミュンヘンにあるMUCA美術館は、アーバン・アートや現代アートにおける20・21世紀の最も有名なアーティストの作品を展示し、そのコレクションは1200点以上に及ぶ。今回そのコレクションが初めてドイツを出て日本へ。京都市京セラ美術館は今年開館90年となるが、その歴史の中でアーバン・アートの展示は初めてだという。
アーバン・アートとは、20世紀から21世紀にかけて世界各国の都市でインフラをキャンバスに創られたもので、様々なメッセージが込められている。本展では世界的に有名なバンクシーやカウズなど10人のアーティストに焦点を当て、日本初公開を含むおよそ70点を紹介する。
最も有名なストリート・アーティストでありながら正体不明のバンクシー。代表作である「少女と風船」や「愛は空中に」の他、唯一手書きでサインしたとされる「その椅子使ってますか?」などを展示する。
フランス・パリ出身のJRの「28ミリメートル、ある世代の肖像、強盗、JRから見たラジ・リ、レボスケ モンフェルメイユ 2004」。男が構えているのは銃のように見えるが、カメラだ。