阿波池田方面への徳島線では、特急「剣山」や観光列車「藍よしのがわトロッコ」の姿も。また阿南方面への牟岐線では特急「むろと」、そしてキハ47の姿もありました。
今回は1500系・1両ワンマンの鳴門行に乗車。重々しい気動車独特の発進。まさに、“よっこらしょ!”とばかりに走り始めます。あの阪神電車5500系の加速とはえらいちがいです。
しばらく徳島の市街地を高架で駆け抜けます。次の『佐古』までの一駅間は複線で、左を徳島線が走ります。ちなみに鳴門線は基本1時間に1本の運行です。
『佐古』を出て阿波池田方面への徳島線に別れを告げ、川幅の広さ全国2位で「四国三郎」の異名をもつ吉野川を渡ります。この橋梁もJR四国管内では最も長い全長949メートルで、1935(昭和10)年に誕生した頑丈なトラス橋です。
『池谷』で高徳線と分岐。ここから鳴門線に入ります。次の『阿波大谷』はあの大谷焼の本場。200年の歴史をもつ大谷焼は大物陶器で有名で、森陶器は日本最大級の登り窯をもちます。また江戸時代創業の本家松浦酒造は「鳴門鯛」で有名な老舗酒蔵で、歴史ある酒蔵を見学することもできます。