『教会前』はキリスト教会ではなく、近くに天理教の大教会があることから名づけられました。
鳴門の市街地にはいって難読駅名で有名な『撫養』(むや)を過ぎると終点『鳴門』。鳴門といえば、直径20メートルにもなる世界最大級の渦潮が有名。鳴門公園では全長68メートル、高低差34メートルの長大なエスカレーターで、展望施設のある「エスカヒル・鳴門」へ。ここからは鳴門海峡や淡路島・小豆島ものぞむ、全長1629メートルの大鳴門橋や渦潮も眼下に広がります。
そして西洋の名画1000点余りを陶板で再現した大塚国際美術館は、一日でも回り切れないほどのスケールです。
また鳴門ボートレース場に隣接する「あらたえの湯」では、半露天ゾーンから眼下にボートレースを眺めることもできるんです。
徳島から19キロメートル、約40分で鳴門に到着。ここは起終点ながら無人駅なんですが、いまJR四国では無人駅化が急速に進んでいるんです。
「気動車王国・四国徳島」を満喫する旅。ゆっくりと重々しく走り出す気動車に「昭和のノスタルジー」を感じながら、地元グルメに舌鼓を打ってみませんか。(羽川英樹)