山陽電気鉄道（本社：神戸市長田区）が秋の行楽シーズンに合わせ、神戸市須磨区にある観光施設をめぐる無料の「須磨周遊バス」を運行している。神戸市との事業連携協定に基づくプロジェクトの一環で、須磨エリアの回遊性向上を図ることが狙い。11月26日（日）までの土日祝日に運行する。ただし、19日は神戸マラソン開催のため休止となる。
今年の春に続いての実施で、1日4便。秋のバラや紅葉が美しい「須磨離宮公園」「月見山」、9月に新エリア“松の杜ヴィレッジ”がオープンした「須磨海浜公園」「ナナ･ファーム須磨」、全国的にも珍しい乗り物とされる“カーレーター”がある須磨浦山上遊園などへのアクセスに便利な「須磨浦公園」に立ち寄る。
産直市場であるナナ･ファーム須磨は、春に実施した際に要望が多かったため停車の運びとなったとのこと。同市場の担当者は「1便目で訪れて買い物と食事を楽しんで3便目で帰ったり、須磨離宮公園で花を見た後に買い物に来たりと様々な使われ方をしているようだ」と話した。
乗車にあたって予約は不要だが、サービス向上のためのアンケートへの回答が呼びかけられている（スマートフォンなどで回答可）。
なお、周遊バスの運行に合わせ、山陽電車の全駅や須磨エリアの観光施設では、周遊バスのダイヤやバス停の情報、観光モデルコースなどを紹介したガイドマップを配布している。観光情報や運行ダイヤなどは、山陽電車の特設サイトにも掲載されている。
※ラジオ関西『Clip月曜日』より
