大阪・関西万博(2025年4月13日~10月14日 184日間)に向けた「国際参加者会議」(IPM/International Participants Meeting) グランキューブ大阪で開催)は14、15の両日の全日程を終えた。
閉幕を受け、博覧会国際事務局(BIE/本部フランス・パリ)のケルケンツェス事務局長は15日午後、大阪市内で記者会見し、海外パビリオンの準備の遅れがとりわけ懸念される中、2025年4月の開幕時期について、「延期の選択肢はない」と強調した。
また、大阪・関西万博を運営する日本国際博覧会協会の石毛博行事務総長も、「各国の個別対応で、何が必要かを話し合いながら進めている。中止はあり得ない」と述べた。
■トルクメニスタン、海外参加勢として初の敷地引き渡し
11月30日に開幕まで500日となるが、 海外参加国の一部で予定しているものの、参加国が自前で建てるパビリオン「タイプA」の着工はまだない。唯一、トルクメニスタン(中央アジア)が16日に土地の引き渡しを行ったに過ぎない。
国内企業・団体の民間パビリオン、会場中心部のリング(大屋根)、迎賓館などは予定に沿って順調に建設が進むが、海外パビリオンの建設遅れが深刻さを増している。
■「タイプA」のポーランド、工期とデザインとの折り合い、どうする