ロボットプログラミング教室を展開 教育事業を立ち上げた思い「新たな教育のレールを作りたい」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

ロボットプログラミング教室を展開 教育事業を立ち上げた思い「新たな教育のレールを作りたい」

LINEで送る

この記事の写真を見る(2枚)

 子ども向けのロボットプログラミング教室を全国に展開・運営する会社の代表がラジオ番組に出演し、スタートアップ起業についての葛藤や今後の展望などについて語りました。

夢見る株式会社の代表取締役・重見彰則さん

 ロボットプログラミング教育事業を行う「夢見る株式会社」。2019年12月、エディオングループに参画したことでも注目を集めた同社で、代表取締役を務めるのが、重見彰則さんです。

 もともと経営コンサルタントとして中小企業を支援していた重見さん。当時サポートしていた再生系の企業では赤字から黒字経営に立て直すことはできたものの、そこから先の事業成長がなかなかできない事態を経験。「事業成長させられる人材が中小企業にはいない」という持論に至ったなか、「突き詰めていくと今の日本の教育の在り方に問題があるんじゃないかと考えるようになり、自分が起業するなら教育分野を手がけたい」と決意。しかし、実はこのとき、相反する思いも抱えていたそうです。

 それは、「重見家が営んでいる会社を継ぎたいとも思っていた」こと。重見さんは創業100周年を迎える家業を継ぐものと思って生きてきたといいます。

 しかし、25歳のころ、父親から言われたのは、「会社はいとこに継がせる」。その真意は、「息子に重荷を背負わせたくない」という親心でした。そのうえで「はじめるならばゼロから自分でやったほうが楽しいよ。それだったら応援する」と背中を押され、教育事業を立ち上げるに至ります。

 2012年に「夢見る株式会社」を設立。当初は「スタートアップで起業したときは何もなかった。何もないからこそ、自分の表現したいようにできる自由があった」なか、「自身のビジョンを主張・表現することで少しずつ組織化が進み、形になっていった」といいます。

 ロボットプログラミング教室「ロボ団」の事業が成長すると同時に、思い通りにならない部分に対しての葛藤も生まれたそうですが、さまざまなジレンマを乗り越えるとともに、「多くの人々に『“壁打ち”してもらった』(話を聞いてもらって考えを整理した)」ことで、「実現したい世界観がクリアになった」。そして、現在に至ります。

「代表取締役をクビになったらそのときは仕方ないかなと思っているが、実現できるところまでは走りきりたい」と気合いを込めた重見さん。「今は、好きなことをして生きていく、得意なことで飯を食べていくという時代に変わりつつある。子どもたちが好きなことを磨いて、それを強みにして、大学に進学していくところまで推薦ができるようになってきている。社会に出て活躍していくまで、新しい教育のレールを作りたい」と、今後への抱負を語っていました。

夢見る株式会社の代表取締役・重見彰則さん(写真中央)、『セケンテー/ぼくらは囚われない』パーソナリティーのCEOセオ(同左)と田中大貴(同右)

※ラジオ関西『セケンテー/ぼくらは囚われない』2023年11月4日放送回より


☆☆☆☆☆

『セケンテー/ぼくらは囚われない』
放送日時:毎週土曜日 20:00~
放送局:ラジオ関西(AM 558KHz / FM 91.1MHz)
連続起業家兼アーティストのCEOセオとフリーアナウンサー田中大貴がパーソナリティーを務める。


LINEで送る

関連記事