“スパイス”と聞くと日本では「辛くて刺激的な薬味」だったり「夏場を乗り切るスタミナ料理」に使われたりするイメージを持っている人は多いはず。しかしインドをはじめとするスパイスが身近にある国では、料理はもちろん、体調管理に至るまで季節を問わず重宝されてきたという。
これからの寒い季節は、スパイスを取り入れる絶好のシーズンとも言える。料理にも使いやすく、季節的な体調管理にもぴったりなのは以下の3つだと言える。
【シナモン】血流をよくするといわれる。
【クローブ】胃腸を温めるといわれる。
【ジンジャー(ショウガ)】日本でも定番のスパイス。
近年日本でも手軽にスパイスを手に入れられるようになった。たとえば、神戸市須磨区の産直市場 ナナ・ファーム須磨では、昨年からスパイス卸・販売で広く知られる「神戸スパイス」のコーナーを設置している。同社は世界中から厳選したスパイスやハーブ、インド食材などを専門に取り扱い、地元神戸を中心に根強いファンを多数持つ。同社のスパイスを目的に同市場を訪れる利用客もいるそうだ。
本格派のレトルトカレーやドライフルーツ・ナッツ類、料理に便利なボトルスパイスなどが並ぶなか、同市場の担当者がおすすめするのは「マサラチャイ」。インドのアッサム地方で収穫された茶葉に、シナモン・ジンジャー・クローブ・カルダモングリーンなどのスパイスをブレンドしたものがティーバッグに収められている。鍋や耐熱ポットにこれを1つ入れて水から煮出したうえ、牛乳を加えれば本格的なマサラチャイが完成する。
担当者は「ティーバッグは無糖のため、好みで甘さを調節できる。食事のあとに口をさっぱりさせたいときや、寒い朝の目覚めをすっきりさせたいときなどにおすすめ」と話した。
※ラジオ関西『Clip月曜日』11月6日放送回より
■ナナ・ファーム須磨
兵庫県神戸市須磨区外浜町4-1-1
電話 078-733-7722
※店舗ごとに営業時間や定休日が異なるため、詳しくはナナ・ファーム須磨公式サイトを参照。