大阪・関西万博を運営する日本国際博覧会協会が、会場の人工島・夢洲(ゆめしま 大阪市此花区)で、開閉会式などの会場となる「大催事場(EXPOホール)など主要3施設の概要を発表した。
■「大催事場(EXPOホール)」~太陽の塔をほうふつと…
黄金色の円形の屋根が特徴的。
1970(昭和45)年に千里丘陵で開催された大阪万博のシンボル「太陽の塔」を彷彿(ほうふつ)とさせる設計で、屋根は「太陽の塔」の頂部にある「黄金の顔」をモチーフとした。
高さ20メートル。内部には、直径約18メートルの舞台と客席を一体化した大型の円形劇場を設け(延床面積・約8400平方メートル 2階建)、純白の布地で包んだひとつの世界を演出する。約2000人(車いす席含む)収容可能。
外観は360度のプロジェクションマッピングを投影できるよう、円錐形で白色を基調にした。
設計した伊東豊雄氏は「皿のような屋根は、宇宙からのエネルギーを吸収して、世界に向けて情報を発信するといった意味を込めた」と話す。
そしてコンセプトについて、「『いのち輝く未来社会のデザイン』という大阪・関西万博のテーマは沿って、”生きている喜び”を示したい」と述べた。
■「小催事場(EXPOナショナルデーホール)」