参加国によるイベント(ナショナルデー)など、会期中ほぼ毎日催しがある。
大催事場とは対照的で、風の流れを“見える形”にした(延床面積・約4800平方メートル 2階建)。約500人を収容するメインステージの内部には布を使用し、観客を包み込むようなイメージにした。このほか、日本の古典芸能「能」に対応した舞台を備えた小ステージを設ける。
外観は複数の帯状のスラブ(床板)が織りなす屋外の広がりと、屋内の催事場が入り混じる。
■「迎賓館」
国内外の来賓を迎える場にふさわしく、水を張り空を投影する中庭があり、”おもてなしの心”を伝える。日本と世界をつなげる”輪の回廊”が、日本人の自然を大切にする心を表現した庭園へつなぐ構造とした。平らで大きな屋根も特徴的だ(床面積・約4600平方メートル 平屋建)。
藤本壮介・会場デザインプロデューサーは「一瞬で日本の美意識を伝える建造物だ」と評している。完成は来年(2024年)12月ごろの見込み。
博覧会協会は、「大催事場」「小催事場」「屋外イベント広場」「メッセ(展示会、見本市の拠点)」それぞれの愛称を公募をしている。2023年12月28日まで受け付ける。