同博物館学芸部の松井美樹研究員は「御巫についてはもちろん、神の使いである鹿にも注目してほしい。絵巻の中でも鹿は人のすぐ近くに描かれていて、現代の私たちが奈良公園にいる鹿を見ているのと同じような距離感で、鹿を通して春日の神々を身近に感じていたことが分かる。鹿と人との長い関係にも思いをはせてもらえたら」と話している。
会期は2024年1月14日(日)まで。お渡り式が行われる17日は観覧無料。
◆特別陳列「おん祭と春日信仰の美術―特集 春日の御巫―」
会場 奈良国立博物館(〒630-8213 奈良市登大路町50)
会期 2023年12月9日(土)~2024年1月14日(日)
開館時間 9:30~17:00(入館は16:30まで)
※春日若宮おん祭お渡り式が行われる17日(日)は19:00まで開館
休館日 1月8日以外の月曜日と12月28日~1月1日、1月9日。
観覧料(税込) 一般700円、大学生350円
※春日若宮おん祭お渡り式が行われる17日(日)は観覧無料
問い合わせ ハローダイヤル050-5542-8600