【番組】 ヒデさん的にはヴィッセルが29年でJ1初優勝を達成したというのは、長く感じますか、それとも……。
【田中】 僕は、あまり長い短いというよりは、どんな常勝チームも、優勝を何回経験してるチームでも、初優勝は必ずあるわけであり、逆に言えば初優勝をまだ経験していないチームの方が多いわけで。このJ1リーグ初優勝というのを経験することが大事なんじゃないかなとすごく思います。だから、僕自身として、29年間が長かったとか、短かかったとかは、あまりそういうことは思わないですね。
【芥田】 ヒデさん的に、ヴィッセル神戸というチームが選手も監督も入れ替わりがたくさんある中で、13年というのはすごく長いほうですよね。途中、他のチームに行こうという思いはなかったのですか?
【田中】 周りと、他の選手と比べたら長いほうですね。(他クラブからの)お話もいただいていたのですが、大学を卒業してヴィッセルでプロになって、そのプロ初めてのチームに何か恩返ししたいという気持ちがすごく大きかったので。そのためには、やっぱり目に見える恩返し……優勝することや日本代表に入ることなどを1つの目標にしていた部分があり、それをやってから行こうというのは、自分の中でどこかしら決めていました。代理人からいろいろと「こんな話が来ているよ」というのがあったときにも、「恩返ししてから出たいです」というのは伝えていました。そこで代理人に「いや、お前はプレーと結果でもう十分に恩返ししたじゃん」みたいなことも言われていたのですが、僕個人の中では、目に見える優勝とか、そういうので恩返ししたいなという思いが強かったので。そういうこともあって(在籍期間が)13年間になっちゃったのかなと思います。
【芥田】 あっという間にエンディングのお時間になりましたが、久しぶりのラジオ出演はいかがでしたか。
【田中】 楽しかったです! あと8割くらい話せます!
※ラジオ関西『GOGO!ヴィッセル神戸~J1初優勝スペシャル~』より