一方“消費期限”とは「この期限を過ぎたら食べない方が良いとされる年月日」のこと。パンや生麺、ケーキなど、比較的傷みやすい食品に表示されることが多く、農林水産省ホームページでも、この期限をすぎた食品は食べないようにと注意喚起がなされています。
同店ではそのうち、“賞味期限”切れの食品の中でまだおいしく食べられるものを格安で販売し、食品ロスの軽減を目指すとともに、売り上げから生活困窮者への寄贈にかける費用を捻出するなど、SDGsに貢献する取り組みをおこなっています。
店を訪れるのは、ファミリーや主婦層、高齢夫婦など、幅広い世代の人たち。8月のオープンの際には250人以上が行列を作り、現在も1日に100人近くが訪れるほど高い関心を集めています。冷凍食品やドリンクなどを段ボールごと“爆買い”していく来店客も多いそうです。
中根さんによると、「その時々に余ったさまざまな種類の食品を仕入れるため商品の入れ替わりが早く、自然と何度も訪れたくなる店作りができているのかもしれない」とのこと。SDGsに貢献しながら消費者にとってもうれしい事業形態は、今後さらに広がりを見せるかもしれません。
【参考資料】外務省公式ホームページ
※ラジオ関西『Clip火曜日』より