能登地震「いのち救えず…でも家族の心、救わねば」兵庫県警 阪神・淡路大震災の“恩返し”【後編】 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

能登地震「いのち救えず…でも家族の心、救わねば」兵庫県警 阪神・淡路大震災の“恩返し”【後編】

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石川県輪島市での救助活動<2024年1月2日 ※画像提供・兵庫県警>

 三戸さんは阪神・淡路大震災発生時は大学生。現役警察官としては、東日本大震災で、上司から「恩を返してこい」と指示されたことを思い出して能登へ向かった。

 反省点もある。能登半島では断水、停電、通信障害などが発生し、ライフラインが寸断。冬の日本海の気候についても想像が足りなかった。地形についてもシミュレーションが不十分だった。痛切に感じたのは「場所、季節を考えた救助活動が必要なのだ」とということだった。

 派遣中の心の支えは「阪神・淡路大震災を機に広域緊急援助隊が生まれたのだ」ということ。どんな時も、発祥の地・兵庫の警察官として胸を張って活動したい。東日本大震災や熊本地震、その他全国で起きた災害の被災地の警察官も、同じ思いで取り組んでいる。「これからも、高い士気で臨みたい」と誓う。

被災地での活動を報告する兵庫県警・深田真輔警部(左)と三戸恵一朗警部補<2024年1月12日午後 神戸市中央区・兵庫県警本部>
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