音楽や音声系コンテンツを扱った即売会イベントが21日、大阪市中央区の難波御堂筋ホールで行われました。その模様をリポートします。
『音系』同人即売会イベント「音けっと」は、音楽やボイスドラマ、朗読、効果音、MIDI、ボカロ、ASMRなど、音に関する様々な作品と、そのクリエイターである個人やサークルが集まった、いわゆる「コミケ」の音バージョンといえるもの。この聴覚系コンテンツ活動者による交流会は今回で5回目の開催となり、会場はプロからアマチュアまで100以上の『音系』クリエイターでにぎわいました。
開場の12時を過ぎ、入場料1000円を払って会場に入ると、場内は音に対して並々ならぬこだわりを持った人たちの熱気であふれていました。
そこで参加者が、出店したクリエイターたちと音楽談義や世間話などもしながら作品を試聴したり、購入したりして、イベントを楽しみます。途中、各ブースの希望者によるマイクパフォーマンスも行われ、作品のPRや、即興で歌唱・朗読も繰り広げられるなど、まさに“耳が忙しい!”状態でした。
また、会場を歩き回るとサンプル音源やオリジナルグッズなどを配るブースもあり、同イベント初心者や「クリエイターと直接話すのは緊張する!」という人も楽しめる内容となっていました。
毎年、春と秋に東京で開催される“音系・メディアミックス同人即売会”「M3」が業界では人気ですが、今回大阪で行われたイベントは、“このジャンルの元祖であるM3様のような大会が近所で開催してくれればうれしい”という思いから、2018年6月にスタート。途中、コロナの影響で中断も余儀なくされましたが、このたび「音けっと 第5楽章」という形で4年ぶりの開催となりました。
SNS「X」では来場者から「音けっとは会場がコンパクトだったので、いろんなジャンルの試聴ができて楽しかった」「人が多すぎず、少なすきず、楽しい雰囲気でした!」などの声もあがっていました。来場者の中には、音楽ファンだけでなく、ミュージシャンや、プロの音楽業界、放送業界の人もいたそうです。
出店者のうち、テクノミュージック作品をつくるサークル「喫茶アヴァンギャルド」のみなとさんは、イベントやライブ会場のみで、音源を販売されているそう。
川上裕太さんは、マネキンの耳にマイクを付けた自作ダミーヘッドマイクで、日常音をバイノーラル録音し、その“音楽”をSpotifyなど多数の配信プラットフォームで公開しています。
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