サッカー・J1のヴィッセル神戸は6日、元日本代表FW大迫勇也選手(33)との契約を更新し、2026年まで延長することに合意したと発表しました。
鹿児島県南さつま市出身の大迫選手は、育成年代から台頭し、Jリーグ、ドイツ・ブンデスリーガ、日本代表(2度のW杯出場)で数々の輝かしい実績を残してきた万能ストライカーです。
鹿児島城西高校時代、全国高校サッカー選手権大会(第87回)で歴代最多となる10ゴールを記録したときには、対戦相手・滝川第二高校(兵庫)の当時のキャプテンが試合後に「大迫半端ないって!」とコメント。それが大迫選手のすごさを表現する名せりふとして今も語り継がれています。
ドイツから2021年夏に加わったヴィッセルでは10番を背負い、チームの中核として君臨。昨シーズン(2023年)は、J1で全34試合に先発出場、22得点を記録するなど、前線で大車輪の活躍。チームJ1初優勝の大きな原動力となり、自身初のJリーグ最優秀選手賞(MVP)、2013年以来となるベストイレブンにも選ばれました。また、横浜F・マリノスFWアンデルソン・ロペス選手とともに得点王にもなりました。
そのエースの契約更新は、J1連覇やアジア王者、そして、常勝軍団を目指すクリムゾンレッドにとっても、ファン・サポーターにとっても、うれしいニュースとなりました。新シーズンのさらなる活躍にも大きな期待がかかります。