名産品ECサイト『明石メルカート』 「Webグランプリ」アクセシビリティ賞グランプリを受賞 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

名産品ECサイト『明石メルカート』 「Webグランプリ」アクセシビリティ賞グランプリを受賞

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 一般社団法人明石観光協会が運営するECサイト「明石メルカート〜召しませ、あかし〜」が、「第11回Webグランプリ」の企業グランプリ部門においてアクセシビリティ賞グランプリを受賞しました。

「明石メルカート〜召しませ、あかし〜」

「Webグランプリ」は、公益社団法人日本アドバタイザーズ協会デジタルマーケティング研究機構が毎年開催。ウェブサイトの健全な発展を目的に、優れた功績を残した企業および人物を選出、表彰しています。

 アクセシビリティ賞では、企業グランプリ部門に応募された全70サイトを対象に、高齢者や障がい者など、心身の機能に制約のある人に限らずすべての人が快適に情報を取得できるかを基準に3段階の審査を実施。最終審査では、さまざまな障がいを持つ有識者7名による審査が行われ、このたび、ECサイト「明石メルカート〜召しませ、あかし〜」がグランプリを獲得しました。

 同サイトは、2022年1月26日にオープン。現在は明石観光協会会員店舗30店が出店し、 明石の水産加工品や伝統工芸品、明石名産ならではの旬のものなど約180種類の商品を取り扱っています。

 サイトを運営する明石観光協会の観光プロモーション課に勤める梅田まりこさんは、「明石市が取り組む『すべての人にやさしいまちづくり』の方針に則り、“すべての人にやさしいウェブサイト”を目指して運営しています」と語ります。

 その言葉通り、同サイトには、障がいのある人や高齢者など幅広い層が利用しやすいよう、随所にさまざまな工夫が散りばめられています。

 たとえば、手が不自由でマウスが持てない場合にはキーボード操作だけで最終画面まで進むことができたり、目の見えない人に向けて動画内容を音声解説する構成にしたり。さらに、耳の聞こえづらい人向けにテキスト機能を搭載しただけでなく、文字サイズや大きさ・色を変更できるなどの工夫もなされています。その成果はサイト訪問者の商品購入実績にも表れており、65歳以上のシニア層の利用者も多いといいます。

サイト画面

 梅田さんは、「明石市にお住まいの方が、県外のお客様への贈り物として利用される機会も多い。オンラインショップが初めての方にも分かりやすく、ショッピングが楽しめるサイトになっています」と紹介しました。(嵐みずえ)

※ラジオ関西『谷五郎の笑って暮らそう』2024年1月23日放送回より

写真左から、明石観光協会の梅田まりこさん、レポーターの嵐みずえ
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