先日、神戸市立王子動物園でいろいろな動物を見てまわって楽しんでいたところ、「えっ、なんやろこの動物!?」と立ち止まるほどにビックリしてしまったんです。
一見ゾウのような肌の色をしているのですが、全身がまるで濡れているかのようにヌルッとしているもんで少し不気味に見えるんです。大きくて丸い体の真ん中部分に顔がギュッと集まっているようで、短い鼻のようなところの横に小さな目らしきくぼんだ部分があって。そこから、うかがうような表情でジッとこちらを見ている……!?
時折、ピクン! ピクン! と動いているし……。
「うあ〜、なんかこわい〜」
見つめること10分ほど。のっしのっしと、大きく動き出しました。と思ったら、振り返った!? えっ!?
この動物の正体がわかりました。なんと、カバだったんです!
私が見ていたのは、カバのお尻だったんです。
一体どんな状況だったかというと、このときはエサの時間だったため、陸の奥のほうに置かれたエサをむしゃむしゃ。下を向いて食べていたためにこちらにずっとお尻を向けていて、それを私が真正面から、いや真裏から見たもんで、「なにこの動物!?」と思ってしまったようです。
初めて見たんですけど、カバのお尻ってこんな風だったんですね。