洗剤で野菜を洗う!? 昭和時代の当たり前…理由や当時の状況について聞いてみた | ラジトピ ラジオ関西トピックス

洗剤で野菜を洗う!? 昭和時代の当たり前…理由や当時の状況について聞いてみた

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―――その後、貴社の台所用洗剤はどう進化するのでしょうか?

【中澤さん】 「手に優しい洗剤を作ってほしい」というニーズから、1966年にはローションタイプでレモンの香りがする「ママレモン」が生まれました。1982年には、現在の洗剤に近いクリアタイプで、油汚れが落ちやすい「チャーミーグリーン」を開発。どちらも、「食器・野菜洗い用洗剤」としてヒット商品となりました。

「ママレモン」
「チャーミーグリーン」

―――現在の洗剤でも野菜は洗えるのですか?

【中澤さん】 現在の商品でも野菜を洗えるものはあります。製品裏面の用途に「野菜(・果物)」と記載されている台所用洗剤であれば、野菜の洗浄に使えます。当社の現行商品ですと、「ママレモン」は野菜や果物も洗うことができます。ただ、現在は野菜や果物の衛生面が大きく進歩していることもあり、洗剤を使う必要性はほとんどないのが現状です。それでも気になるという場合は、商品の表示に書かれている分量に基づき、水を入れた容器に野菜洗浄可能な洗剤を少量入れてつけ置き洗いをすればより安心していただくことができます。

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「洗剤で野菜を洗う」という文化、現代の日本人の生活からは考えにくいですが、洗剤で野菜を洗ってみようという方は、必ず用途に「野菜(・果物)」と記載されている台所用洗剤を使って表記通りの使用方法で試してみてください。

※ラジオ関西『Clip』2024年2月8日放送回より

(取材・文=藤田慶仁)

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