兵庫県宝塚市の山崎晴恵(やまさき・はるえ※)市長が、このほどラジオ関西の生番組に出演し、「宝塚市は、住む人も訪れる人も、幸せな気持ちになれるまち」と、市の魅力について語った。
宝塚市は兵庫県の阪神地域にあり、人口およそ22万2000人。市の名前の由来について、山崎市長は「市内にたくさんの古墳(塚)があり、その横で物を拾うと全てお宝だったという伝説から“宝塚”という名前になった」と紹介した。
市の代名詞とも言えるのが宝塚歌劇。JRと阪急電鉄の宝塚駅から大劇場へつながる「花のみち」は、文字通り四季折々の花を一年中楽しめる。
また、漫画家・手塚治虫氏が5歳から24歳まで過ごしたまちでもあり、今年開館30周年を迎える「手塚治虫記念館」には多くの観光客が訪れる。山崎市長は「手塚作品には、宝塚での経験がたくさん生かされていると感じる」と話した。
さらに、スポーツ界では、水泳男子飛び込みでオリンピック6大会に出場した寺内健さんの出身地であり、同じく同市出身の玉井陸斗選手も活躍している。市の北部ではダリアの花の生産も盛ん。球根の国内シェアは40パーセント以上を誇る。
山崎市長は、市の一番の魅力を「市民」とし、「誇れる高い市民力で、少子高齢化時代を乗り越えたい。そのために、22の企業や団体、大学と、宝塚市との間で包括連携協定を結んでいる」と話した。具体的には「子どもや高齢者の熱中症対策や、駅前の再生プロジェクトなどに企業の力が生かされてる」とし、「みんなの力を結集して、宝塚市は生き残って行かなければならないと考えている」と強調した。