NetflixやAmazonプライムなど動画配信サービスコンテンツが増加している今、作品の吹替版制作には、せりふだけでなく、一緒に録音された効果音も再録音が必要です。日本はフォーリーアーティストがまだ少なく、一人の制作者に依頼が集中する傾向に。渡邊さんも多くの仕事を手掛けるなかで、好きな作品の依頼を泣く泣く断ったこともあるそう。
渡邊さんは「フォーリーアーティストは、いわば職人仕事で、修行も大変。放送作品の仕事依頼を受けた場合はスケジュールもタイトで大変です」と述べつつ、「ただ、随時プライベートと調整しながら地方で暮らすことができる、とても面白いモデルだと思っています」と、その働き方の魅力をコメント。実際に香川のスタジオまで「就職させてください!」と突撃訪問してくるクリエーター志望の若手もいるのだとか。
フォーリーアーティストはまだ存在をほとんど知られていない職業ですが、私たちが毎日見ている映像の中で、いつも音の感動をつくり出してくれる、貴重な役割でもあるのです。
※ラジオ関西『おしえて!サウンドエンジニア』2024年2月13日、20日放送回より
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