サッカーの日本女子代表「なでしこジャパン」は24日から、いよいよ、パリ五輪出場をかけたアジア最終予選、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)女子代表とのホーム&アウェイの大一番に臨みます。その第1戦、北朝鮮ホームの試合は、開催地が1週間前になっても決まらない異例の事態でしたが、最終的にサウジアラビアのジッダに決定。24日の現地時間午後4時4分(日本時間午後10時4分)にキックオフされます。その大事な試合に向けて、けがの選手に代わって16日に追加招集されたのが、INAC神戸レオネッサMF北川ひかる選手です。今シーズンのWEリーグや皇后杯で活躍著しいレフティに、なでしこジャパンOGやファン・サポーターからも期待の声が寄せられています。
石川県金沢市出身の北川選手は、JFAアカデミー福島、浦和レッドダイヤモンズレディース(現、三菱重工浦和レッズレディース)、アルビレックス新潟レディースを経て、今シーズンからINAC神戸に加入。左サイドで豊富な上下動や精度の高い左クロス、攻守にアグレッシブなプレーを存分に発揮し、早速チームの主軸の1人として不可欠な存在に。WEリーグ首位、皇后杯優勝にも大きく貢献しています。その活躍を受けて、このたび、2022年以来となる代表復帰を果たしました。
北川選手は日本サッカー協会のX(旧Twitter)を通じて、「五輪とW杯はサッカーをやっている限り目標になる場所であり、自分にとってもすごく大事な目標となる場所。そこには自分も入っていきたい。地元である石川県が能登半島地震で被災して、そんななかで自分が代表に入ったので、石川県民として、五輪の切符をつかんで、地元の人にもパワーを届けていきたいし、元気になってもらえたらと思う」と意気込みを述べています。
この北川選手の代表入りを喜んだ1人が、元なでしこジャパンDFの川上直子氏です。自らがパーソナリティーを務めるラジオ番組でこの話題に触れ、「北川選手にとっては大きなチャンス。新潟からINACに加入したなか、試合を見ていても『活躍するために来たんだ』という強い気持ちを毎試合感じた。見ている人は見ているんだなと思う」と彼女の実力を評価。なでしこでの躍動を願っていました。
また、同番組にはファン・サポーターから続々とメッセージも寄せられ、「国際舞台で思い切り力を発揮してほしい!」「北朝鮮戦に北川ひかるがきたー!!!!!」「まさしくシンデレラガール! 今シーズン絶好調なだけに期待せずにはいられない!」と、北川選手に大きな期待が寄せられていました。
24日のサウジアラビアでの第1戦を経て、28日の第2戦では、午後6時30分からホームゲームを東京・国立競技場で行う、なでしこジャパン。2試合合計スコアによって勝敗が決まるなか、チーム一丸となって難敵を打ち破り、パリへの出場権を勝ち取りたいものです。そして、北川選手の勇姿にも期待せずにはいられません。
※ラジオ関西『カンピオーネ!レオネッサ!!』2024年2月19日放送回より
🔹なでしこジャパン🔹
【2024.2.17 練習後コメント✍️】FP #北川ひかる
🏆パリ #オリンピック 2024 女子サッカー アジア最終予選
⚔️第1戦
🗓️2.24(土)⌚️未定
🆚朝鮮民主主義人民共和国女子代表🇰🇵
🏟未定⚔️第2戦
🗓️2.28(水)⌚️18:30(🇯🇵)
🆚朝鮮民主主義人民共和国女子代表🇰🇵
🏟#国立競技場(東京)… pic.twitter.com/vNHg9jphDu— JFAなでしこサッカー (@jfa_nadeshiko) February 18, 2024