京都の老舗米屋で、祇園と東京・銀座の米料亭が人気の「八代目儀兵衛」が監修し、カレーに合うようブレンドされたお米を使用。具材には「大阪ウメビーフ(※)」のほか、ホテル開業10周年にちなんで10種類の彩り野菜を添える。
使用している野菜は泉州たまねぎ、ニンジン、アスパラガス、カボチャ、泉州水なす、赤パプリカ、黄パプリカ、サツマイモ、キャベツ、ビーツ。
これらは、ステーキに添えるような温野菜ではなく、チップスタイルを採用した。カレーの味わいを邪魔しないよう、限りなく薄く、破れない程度にスライスした。
スライスした野菜は脂質を抑えるため、油で揚げずにオーブン乾燥させ、“パリッ”とした食感を出した。砕いてカレー・ルーに散りばめても、箸休めに野菜チップス感覚で食しても楽しめる。サラダにはノンオイルのニンジンを使用したドレッシングを付けた。
こだわりは、食材由来の栄養素を生かしつつ、“ホテルクオリティ”の高さ、豪華さを表現したこと。
ビタミンやミネラル分が豊富な野菜は私たちにとって重要な栄養源だが、苦味を伴なうため、マイルドな味わいにしつつ、栄養素を損なわないようにするかが重要なミッションだった。
※「大阪ウメビーフ」~梅酒を漬けたあとの梅を混ぜた飼料で育てた大阪のブランド牛。希少価値が高く、柔らかくてジューシー。旨味がしっかりしていながら、甘味のある上品な脂がスパイシーなカレー・ルーと調和する。
■「完全メシ 10種類のフルーツとヨーグルトクリームサンドウィッチ」(税・サービス料込3000円)
イチゴとリンゴの2種類の特製ヨーグルトクリームにフルーツを挟んだフルーツサンドウィッチ。味の組み合わせ、食感や彩りのバランスを追求、こちらも開業10周年にちなみ10種類の果実を使用した。
地元・大阪のベーカリーがこだわりの製法で作ったパンに、甘さと酸味のバランスの良い2種類の特製ヨーグルトクリーム(イチゴ、リンゴ)とフルーツを挟んでいる。
使用しているのは、バナナ、イチゴ、キウイフルーツ、メロン、ルビーグレープフルーツ、ドラゴンフルーツ、パイナップル、ブルーベリー、ラズベリー、オレンジの10種類。
通常は生クリームを使うが、今回はヨーグルトクリームにしたことで、脂質を抑えてヘルシーなメニューとなった。
運ばれてくると、フルーツのジューシーな香りに包み込まれる。完熟の状態をサンドウィッチにすることが、簡単なようで難しい。なおかつ8月末までのロングラン提供となるため、一定期間安定して供給可能で彩りの良いフルーツを厳選した。
担当シェフによると、「料理人である以上、美味しさだけを追求しがちだが、33種類の栄養素のバランスを考えながら試行錯誤しての調理に、新たな”気づき”もあった」という。
いずれのメニューも、一般社団法人・日本最適化栄養食協会より主要な栄養素がバランスよく適切に調整された「最適化栄養食」としての認証を受けている。3月7日~8月31日までの期間、数量限定につき完売しだい提供を終了する。
・大阪マリオット都ホテル 開業10周年 特設サイト
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