こうした中、のび太たちのもとへ“今夜、学校の音楽室でおまちしています”と書かれた招待状が届きます。のび太とドラえもん、しずかちゃん・ジャイアン・スネ夫は、夜の学校に忍び込みました。準備室の扉を開けると、5人は向こう側の光の中に吸い込まれてしまいます。
のび太のリコーダーの音を気に入ったミッカは、自分が住む音楽がエネルギーになる惑星の“ファーレ(音楽)の殿堂”にドラえもんたちを招いたのです。
のび太「あの子だ、あの子が呼んでるんだよ!」
ドラえもん「行こう音楽の星へ!」
そこはエネルギー不足で休眠状態になっていて、失われたファーレの殿堂を復活させようと、ミッカは一緒に演奏する音楽の達人ヴィルトゥオーゾを探していました。のび太やドラえもんたちはひみつ道具『音楽家ライセンス』を使って楽器を選びミッカと一緒に演奏して、少しずつ殿堂を復活させようとします。
ところが、そこへファーレの胞子という不気味な生物が出現し、音楽を次々と消していきました。
「ぼくらが奏でる音楽で地球を守るんだ!」
地球に危機が迫り、のび太たちは地球の音楽を救おうと協力します……。
藤子・F・不二雄 生誕90周年記念作品。今作は映画ドラえもん43作目で、初めて音楽をテーマとして描くオリジナルストーリーです。監督は2018年の『映画ドラえもん のび太の宝島』や2020年『映画ドラえもん のび太の新恐竜』を手がけた今井一暁。脚本はテレビアニメ『ドラえもん』を数多く担当する内海照子です。
ゲスト声優として、物語のカギを握る世界的な歌姫ミーナを芳根京子が演じます。