展示を担当した横川昌史学芸員は「イラストの場合、必要な情報を分かりやすく強調したり、描くことによって、対象への理解が深まるなどのメリットがある。手描きの絵は温かみやかわいらしさも伴うので、一般の多くの人に伝える手立てとして優れている」と指摘。ミュージアムショップで販売しているオリジナルグッズの絵も学芸員が監修に携わり、できるだけ正確に特徴をとらえた表現になるよう工夫しているという。同学芸員は「カメラ機能を備えたスマホを持ち歩く人が多い今こそ、あらためてイラストの持つ力を感じてほしい」と話している。
◆特別展「自然史のイラストレーション~描いて伝える・描いて楽しむ~」
会場 大阪市立自然史博物館
(〒546-0034 大阪市東住吉区長居公園1-23[長居公園内])
日程 2024年2月23日(金・祝)~5月26日(日)
時間 9:30~17:00(いずれの日も入場は閉場の30分前まで)
休館日 4月29日、5月6日以外の月曜と5月7日(火)
観覧料 大人500円、高大生300円
問い合わせ 大阪市立自然史博物館 電話06-6697-6221
【大阪市立自然史博物館 公式HP】