mikiさんに、三つ子ちゃんの妊娠や出産時、育児の様子について話を聞きました。
ーー三つ子ちゃんの妊娠がわかったときはいかがでしたか?
「不妊治療中の急な体調不良の中、三つ子の妊娠がわかり、夫とともに驚きました。先生からは『おめでとう』ではなく、多胎児出産に関する医療的な話が続き、その場で妊娠を喜ぶことができず、とても悲しい気持ちでした。
病院を後にし、帰りに夫と話をして、お互いの答えは一緒でした。そして誰かに『おめでとう』と言ってほしくて…。夫がお義母さんに電話をかけ、話している最中に泣いている姿をみて、感情が爆発してしまい、2人で号泣する事態に。
お義母さんからは、『おめでとう』と心に染みる言葉をもらいました。改めて3人の命を大切にしようと確信し、妊婦生活に入りました。リスク出産の中、お腹の中で頑張ってくれた三つ子ちゃんたち、支えてくれた家族や友達、病院の先生方などには心から感謝しています」
ーー三つ子ちゃんを妊娠中に大変だったことは?
「授かる前の不妊治療の副作用で入院してから、体調が優れずほとんど横になっていました。1時間半ほどかかる病院での妊婦健診も、通院間隔も短く大変でした。そして、ずっと通っていた病院で、新生児ベッドが満床との理由からまさかの転院になってしまったのはダメージ大でした。健診の頃からお世話になっていた担当医の先生に取り上げてもらえると思っていたので…残念で涙が止まりませんでした。仕方ないことですが…出産前に一番精神的に参ってしまった出来事でした」
ーー長女さんは三つ子ちゃんたちとどのように接していますか?
「三つ子たちが自宅に戻る前は、長女はあまり楽しみにしていない様子でした。今までパパとママを独り占めしていたのに、急に3人のお姉ちゃんになったわけですから、彼女も戸惑いがあったようです。ですが、初めて対面した日は、緊張しながらも優しく、みんなを抱っこして『可愛い』と言ってくれました。
最近は何も言わなくても、自ら抱っこや手伝いをしてくれるようになり、とても助かっています。むしろお姉ちゃんに抱っこされると泣き止んだり、隣でトントンして寝かしつけてくれたり、お姉ちゃんパワーにびっくりする日々です。何か通じるものがあるんでしょうね」
ーー三つ子ちゃん誕生から約3カ月、4人育児の日常はいかがですか?
「一気に生活が変わりました。子育ての大変さはわかっているつもりでしたが、3人同時に泣かれると、もうどうしていいか…1人寝かしつけたら誰かが起きて、一体いつ寝られるのだろう…と。でも、今回は夫が育児休暇中でとても心強いですし、休みの日は他の家族もお手伝いに来てくれるので、私自身は気持ちがとても楽に子育てできています」
そして、一番悩んだのは長女のお姉ちゃんの存在です。赤ちゃん返りなのかママにべったりで、『赤ちゃんたちよりも自分を相手してほしい!』と最初は大変でした。お姉ちゃんの気持ちにも応えてあげたいし、私の体が4つあればみんな平等に接してあげられるのにって無理なことを本気で考えていました(笑)。大変な日常ですが、長女と三つ子たち、4人のママになることができて、とても幸せです」